今回は鉄鋼業界の最新動向について。
鉄鋼業界は再編を経て2強状態にあります。
鉄鋼業界でもキーワードはアジアです。
かつて「鉄は国家なり」として、日本経済の高度成長を支えた鉄鋼業界の大手5社体制が崩れ、2002年に2グループに再編された。
同年9月にNKKと川崎製鉄が経営統合して、JFEホールディングスを設立したからだ。
再編を促したのは、従来の慣習を崩して自動車用鋼板の入札を実施した日産自動車のゴーン社長の経営方針だった。
このゴーンショックが引き金となり、新日本製鉄は神戸製鋼所、住友金属工業と相次ぎ資本・業務提携し連携を強めている。
新日鉄は中国の鉄鋼最大手、上海宝山鋼鉄と自動車用鋼板の合弁事業で合意するなど、世界市場での関係構築にも動き出している。
鉄鋼大手4社の04年3月期の連結決算は、中国、韓国などアジア地域での鉄鋼需要拡大や鋼材価格上昇で、各社とも経常利益が大幅に増加した。
リストラなど合理化努力が続く中、中国での需要増加が収益拡大の大きな追い風となった。
JFEは当期利益が前期比6.7倍となり、2年連続して営業・計上・当期の全ての利益で最大手の新日鉄を上回った。アジア仕向け輸出が好調な上に、国内自動車、造船メーカー向けの鋼材販売も、価格上昇で採算が大きく好転した。
売上高は、住友金属工業が一部事業を売却したため減収だったが、残る3社は自動車・造船メーカーなどの需要が好調で、増収となった。
鉄鋼以外の比率が高い神戸製鋼所は、建設機械事業の売上高が前期比17%増と中国で需要が高まり、好調だった。
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