今回はガラス・セメント業界の最新動向について。
ガラス業界もセメント業界も3社の寡占市場。
ガラス業界・セメント業界はどうなっていくのか。
基礎素材であるガラス工業は、住宅や自動車に使われる板ガラスと、テレビのブラウン管、ガラス瓶、食器などのガラス製品に分けられる。
最も市場が大きい板ガラスは、旭硝子、日本板硝子、セントラル硝子の3社による寡占市場だ。
販売流通ルートも系列化・組織化が進み、特約店などで固められた体制が磐石なため、しばらくはこの状態が続きそうだ。
国内で建築需要の低迷に悩むガラス各社は、IT分野での高成長を狙っている。
特にPDPや液晶表示装置など、薄型平面モニター用のガラス基盤に注力。旭硝子は関西工場と台湾に250億円を投じて新しい生産設備を設置した。
日本板硝子も独自の製造ノウハウを武器に、高精度PDP用基盤への進出を図っている。
建築・土木用が80%を占めるセメントは、官公需が約6割を占める。
寡占と競争の時代を何度も繰り返してきたセメント業界の現状は、大合併劇後の寡占状態にある。
秩父小野田と日本セメントが合併して誕生した太平洋セメント、三菱マテリアルと宇部興産のセメント事業が合併して誕生した宇部三菱セメント、住友セメントと大阪セメントが合併して誕生した住友大阪セメントの3社で8割強のシェアに達している。
太平洋セメントは、韓国の最大手、双龍セメントに経営参加、さらに三菱マテリアルと共同でベトナムに生産拠点を建設するなど海外展開に積極的だ。
今後は中国を中心に海外事業の再構築が進められそうだ。
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